マンションリフォームは屋外は範囲外

マンションリフォームは屋外は範囲外

マンションリフォームを検討している方々にとって、リフォームの範囲が気になるポイントとなることでしょう。実は、マンションのリフォームにおいては、「屋外は範囲外」という原則が一般的に存在します。これは、マンションが共同住宅であり、外側の部分は共有部分であるため、個人の判断で変更や修繕を行うことができないからです。 マンションリフォームの範囲として屋外が範囲外であることを理解しておくことは重要です。バルコニーのフローリングを変更したい、外壁に新しい色を塗りたいといった要望もあるかもしれませんが、これらは一般的に許可されません。なぜなら、外観の統一性が保たれる必要があるからです。マンションの外観は、住民全体の印象を左右するため、一部の住民の判断で変更が行われることは望ましくないのです。 もちろん、共有部分のリフォームや修繕を希望する場合は、マンションの管理組合を通じて、住民全体の合意を得た上で実施することが可能です。しかし、これには手間がかかり、全住民の合意を得ることが難しい場合もあります。 そのため、リフォームを検討する際は、屋内の変更に注力することがおすすめです。限られた範囲内で効果的なリフォームを行うためには、プロの意見を聞きながら、自分のライフスタイルに合ったリフォームプランを考えることが重要です。

玄関ドアを交換するマンションリフォームは規約に注意

リフォームにおいて玄関ドアを交換することは珍しいことではありません。古いドアは耐久性が劣るだけでなく、開け閉めをする際に音が鳴るといった経年劣化が起きることもあります。また、最新のドアは防犯性にも優れているため交換する理由があるのです。 しかし、マンションリフォームでドアを交換する際には注意が必要です。一般的なマンションでは、玄関ドアは規約によって共有部分と見なされていることが多いため個人が勝手に交換することは出来ません。ほとんどの場合、定期的な大規模修繕工事の際に全戸のドアをまとめて交換するという方法が採られています。 一方で、個人でドアを交換することが可能な場合もあります。老朽化して完全に閉まらなくなるなどの不具合が生じている場合が該当し、その場合は管理組合に申請して確認と許可を得る必要があります。つまり、室内の設備や間取りを変更するマンションリフォームと一緒に交換することは難しいのです。